
室内の温度や湿度を快適に変えてくれるエアコンは、時としてくさい風が出てきたり、動きの調子が悪くなったりすることがあります。
では、エアコンがくさい、調子が悪いという症状が出た時にはどうすれば良いのでしょか?その対処法についてまとめてみました。
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エアコンを使うシーズンが来て、久々に作動をさせてみると、エアコンから出る風に乗って異臭が漂ってきたことはありませんか?そのくささの原因は、なんとカビなのです。
実は、カビの対策ができていないエアコンは、その内部にたくさんのカビが繁殖してしまっていることがあります。そのカビが異臭を発生させるため、エアコンを作動した時に、くさい空気が部屋に充満することになるのです。
当然、エアコンのくささがカビである以上、それが健康を害するということもあります。そのため、エアコンのくささを感じれば、体のためにも対策をする必要があります。
それでは、エアコンのカビへの対策はどうすれば良いのでしょうか。その具体的な方法についてご紹介します。
まず、一番手っ取り早いエアコンのカビ対策は、ハウスクリーニングの業者にエアコン掃除を依頼することです。専門業者ならば、エアコンの分解方法を熟知しているので、内部のカビまでしっかりと掃除してくれます。さらに、掃除によるエアコンの故障のリスクが無いのも安心です。
自分でカビ対策を行うのであれば、フィルターの掃除はもちろん、ファンの部分を洗剤を使って掃除すること、フィンにエアコンクリーナーをスプレーする方法などがあります。これらの方法によって、エアコン内部のカビを駆除し、くさい空気が出ないようにできます。
いざエアコンをつけようと思ってみたものの、思ったように動作しない、空調の効きが悪いというトラブルが起こることがあります。このようなエアコンの調子が悪い状態の場合、まずはその現象が起こる原因を解明しましょう。
エアコンが不調を起こす原因としては、室内機の掃除不足、室外機の設置環境が悪いことが典型的な例として挙げられます。
室内機を開けてみてフィルターが詰まっていないか、室外機にも汚れやゴミが溜まっていないか、室外機近くに不要なものが多く無いかどうかを確認してみましょう。これらに該当すれば、エアコンの動作を阻害している可能性が高いです。
不調をきたしているエアコンは、その原因によっては自分での対策ができず、買い替えを検討するべき不具合もあります。
一例ではありますが、電源が入らなくなった、冷房を選択しても暖房になるなど完全な誤動作が多くなった、室外機からガタガタやガラガラといった変な音がし始めた、十分掃除をしても送風部分から水が垂れてくる、などの症状が出始めれば買い替えを検討した方が良いでしょう。
ただし、一時的にこれらの不具合が起こっている場合もありますので、念の為にメーカーや専門家に問い合わせて点検をしてもらうことをお勧めします。
効きが悪くなったと感じたエアコンも、室内機・室外機の環境改善を行えば、不調が快調に変わります。
室内機の環境改善として重要なのが、フィルターの掃除をしっかりと行うという点です。
フィルターにゴミが詰まっていると、室内機の奥にある熱交換が行われる部分に十分な空気を送ることができません。そのため、フィルターを掃除して空気の通りを良くすることで、熱交換を効率よく行えるようになります。
あまりにもフィルターが汚れていれば、その掃除をするだけでも、エアコンの効きが格段に良くなります。
エアコンはその動作において、室外機の働きが重要だと言われています。ですので、室外機の環境を整えることで、エアコンの調子を良くすることが可能です。
室外機が直射日光に当たりすぎる場所にあるならば日陰になるようにする、周辺にある物を片付けて排気しやすくさせる、プロペラのカバーにたまったゴミを取り去るなどを行えば、エアコンの効きが良くなります。
室外機の環境不全によって、エアコンの効きが悪いというケースも多くあります。調子が悪いと感じれば、室内機だけではなく室外機にも目を向けてみましょう。
エアコンがくさくなったり、動きが悪くなったりしても、焦らずにまずはその原因を解明しましょう。多くのケースでは、適切な対策を取れば、改善が可能なことも多いです。
くさい風が出るならばエアコン内のカビの駆除を、動作の調子が悪いならば室内機・室外機の掃除や環境改善などを行ってみてください。